Seasar Conference 2008 Springにいってきたよ。

UFONEXT食ってたり洗濯物たたんだりしてたらついつい遅刻した。
ひがさんがしゃべってるあたりで到着。

S2DAODBflute

せとあずささんこと大中さんとこの前お世話になったT&Fの久保さんのセミナー
まず大中さんから一般的なS2Daoの機能概要を説明。ちょっとぐだぐだ感がでてしまっててもったいなかった。
んで久保さんのDBfluteの説明。かなり持ってった感のあるプレゼンだった。
DBfluteは「想定外コストの大半はデバッグで起こる。安全性を重視したIF設計がコストを下げる」をコンセプトにS2Daoの悪いところを修正したFW。
やっぱり現場思考というのがいいよね。前半のS2Daoの説明の中でこれでエラー出たときデバッグとか大変そうだなぁと思うところを見事にDBfluteで解決できますよという流れだった。たとえばタイプセーフにこだわるところとか、2WaySQLと完全に責務を分けるところとか *1デバッグログの見易さにこだわるところとか。久保さんもおっしゃってたけど「現場で開発してないと気づけないポイント」だとおもう。
今年中に1.0がリリースされるので是非使って行きたい。

strutsからSAStruts

出羽さんのセッション。しゃべりなれてるからかプレゼンとかしゃべりが超うまい。
マネージャーに人気のStrutsでの開発者を少しでも楽にしたい。Strutsは良くも悪くもデファクトなので人も多いし大規模実績もあるし本も多い。そのためか今年1月にリリースされてすでに大企業でも数社の採用実績。Googleで検索してもかなりHitしていてかなりの盛り上がりを見せてるみたい。
んで、後半は出羽さんお得意のライブコーディング。今回はTODO管理をつくったんだけども相変わらず出羽さんのスピード感に圧倒される。まじではえええええwwJSPスニペットで書いていたとはいえめちゃ早い。こんな開発ならめちゃたのしくなるよね。俺すげー感がでる。
SAStrutsもすごいんだけど、出羽さんすげー感のほうが強かった。出羽さんの下で働いてみたいな、、

Slim

S2の海外進出プロダクトSlimの話。というかマーケティングの勉強会って感じだった。渡し的にはかなり面白かった。

重要なマーケティングの法則

「一番手の法則」:一番先に顧客の心に入り込むことが大切。たとえばホームラン王といえば「王貞治」これはみんな知ってる。でも2番目はみんなしらない。*2JSFStrutsに勝てていないのもこの例。*3良いものが勝つと言うわけではない。
「カテゴリの法則」:新しいカテゴリを造ってそこで一番手になればいい。たとえばアサヒのスーパードライとか(ドライのカテゴリをつくってそこで勝った)
「キャッチフレーズの法則」:キャッチフレーズを作るといいよ。アジャイルのいう名前重要と同じ感じ

アンチパターンの法則

「製品ライン拡張の法則」:ブランドの権威を広げると失敗する。たとえばフォルクスワーゲンのビートルとか。*4

Less is more

これがSlim。
新しい「ホットデプロイ可能なFullスタックなFW」というカテゴリを造りそこで勝負する。
S2とはことなる新ブランド。

  • Less future
  • Less learning cost
  • Less configuration
    • Simplicity Over Configuration

*1:これはまさに現場主義の考え方だと思う。ちょっとでも出来るようにしておいてしまうとそこに一気にかかれてしまったりするのは良くあることだ。

*2:2番手は野村監督

*3:造ったのは同じ人でかつStrutsの悪いところを直したのがJSFなのに・・・

*4:これに対するためトヨタはレクサスブランドを造った