FHSディレクトリ構成を味わう

結構使っている割にFHS(Filesystem Hierarchy Standard)について良く知らなかったので調べていたらエンタープライズ: - 第14回:FHSによるディレクトリの規格化がとても分かりやすくて感動した。
自分なりにまとめ。

起動時に必須のディレクトリ

  • /bin (コマンド群)
  • /boot (起動時に必要となるファイル群)
  • /dev (デバイスファイル)
  • /etc (システム環境設定ファイル群)
  • /lib (共有ライブラリ群)
  • /mnt (マウント先)
  • /opt (ソフトウエアパッケージ群)
  • /root (RootユーザーのHome)
  • /sbin (システム管理者が利用するコマンド群)
  • /tmp (一時領域)

/usrが必須でないのが意外だった。

起動時に無くて良いディレクトリ

  • /home (ユーザーのHome)
  • /usr (さまざまなファイルを格納するところ)

だから/homeはネットワークマウントとかできるのか。

動的に変化するディレクトリ

  • /var (動的なファイルを格納するところ)
やっと「/opt」と「/var/opt」の差がわかったよ〜〜〜〜!!!!!!!

「/var/opt」には「/opt」に置いたアプリケーションの動的データ群が置かれるってことなのか。

ついでに「/tmp」と「/var/tmp」の違いも分かった。

「/tmp」は再起動後に削除されるが、「/var/tmp」は再起動しても削除されない。なるほど。