そろそろカタカナ語を多用する会社に一言いっておくか

会社の計画書だの報告書だのみてるとやたらカタカナが並んでる。

・・今期のメルクマールを確定し・・当件のクライテリアを明確にし・・・・
・・・この事態を鑑みコンティンジェンシープランを立案し・・・・
・・・今求められているのはコンプライアンスでありコンピンテンシーを・・

正直「はぁ?」って感じ。


カタカナ語多用するととりあえず見た目のいい分かっているような資料が出来上がるけど
本当にその意味分かって使ってるの?
その使い方は相手(顧客)と共通の認識として合意できてるの?


以下に僕の単語の認識を書くけど、僕とこれを読む人ではかなりずれてくるんじゃないかな?
意味わからずつかってたとか、そういう意味だと思ってなかったってのが多くあるんじゃないかと思う。
恐らく僕が間違っているものものも有ると思う。

※「コンティンジェンシープラン」が正確な用語なのに「コンティンジェンシー期間」とか使われる。コンティンジェンシーの意味は「偶発、偶然」なのでコンティンジェンシー期間=偶然期間となりまったく意味分からん。ちなみにコンティンジェンシー理論とすると「どの企業にもあてはまる最適な組織などなく臨機応変な対応が必要」という組織構造の単語になりIT業界で主に使われる意味とはかなり異なる。




こんな状況なのになぜなぜカタカナ語が多用されるのか。


それはカタカナ語を使っている人は断言したくないからなのだ。
カタカナ語を使うことで意味をぼかしたいのだろう。
若しくは他の人がつかっているからとかなのかも知れない。


ここまでながなが言ってきたけど僕がいいたいのは
難しい単語使ってカッコつけたりごまかさずに自分の言葉で話しませんか?
ということ

伝わるかどうかが大切であって体裁を整えることが大事なのではない。
カッコイイ資料とか見た目にこだわった資料とか作るより
相手の心に届くものを作っていかないといけない。


最近ホッテントリに入っていたこれにもそういう思いを感じる。

つまり、自分を選んで欲しければ「如何に相手の心を動かすか」が大切。
素晴らし志望動機や自己PRでも感動を与えることも出来なくもないが、至難の業だろう。
それよりも、論理を通さずに直に心に訴えかけた方が良い。
その方法が、姿勢や目線という態度、相づち、ジェスチャーであり、
自分が話した言葉を「言葉→論理→心」ではなく「言葉→心」にするのが「率直さ」だと思うな。

面接で落ちたこと無い奴がアドバイスする - KAZAANATOMY

確かに会社がカッコつけたりごまかしたくなるのもわかる。
大人の事情ってやつ。


「いやでも役員さんが〜説明してもわかってくれないからさ〜」とかいうのも分かるし
「ほんとのこと書いたら検収してもらえないから今回はとりあえずね、」とか
「口頭ベースではちゃんと伝えてあるから」とかもわかるんだけどさ


役員さんに分かってもらわなくていいの?その資料?
お客さんにとって、とっても大事なシステムつくってるんじゃなかったの?うちらは


ごまかしで報告するだけなら報告する意味無くね?
その報告書く時間で少しでも品質あげれるんじゃない?


形だけの工程審査して
形だけの顧客報告して



それでいいのか?



とか言ってる僕も形だけの報告とか、ごまかしにとっても助けられています
今の会社にいる限りこれでいいとおもう
楽だし、誰にも怒られないし、顧客の情シス部の担当者の顔も立つ、会社はハッピーかもしれない



でも


技術者として思うんですよ


僕らがこんなに必死こいて数億もの金掛けて作ったものはその程度なんですか?って

お客さんに胸張って納品すらできないんですか?って

そしたら僕は僕の下で頑張ってくれたメンバーになんていえばいいの?

僕はこの仕事に誇りをもっていいの?






顧客に本当に喜んでもらえるものを作りたい。
メンバーと「相当大変だったけどこれはいいシステムだよね」とかいいながら酒が飲みたい。



そんな事を思います。






まだ役もつかない平社員だし好き勝手言ってみた

*1:特定の職務で高業績をあげ続けている人たちの行動を観察したとき、共通して確認できる特性で、高業績の要因となっている能力